爽子のSideM日記

アルジョのPになった

346しか応援しないと決めていた女がsideMのライブDVDを見た話


346しか応援しない、と思っていた。
デレマスしか応援できる2次元アイドルはいない、と思っていたし、何よりも優先しすぎてアプリゲームはデレステしか続かなかった。

ところがどうだ。
色々あって(色々ありすぎてその辺は省くが)今、私は346プロと315プロの共同経営を結び日々プロデュースに励んでいる(ちなみに、sideMのほうはモバを走っている)。

その始まりとなった2ndライブBlu-ray鑑賞会レポをここに書くことにします。
感想としては、「まるで、エッフェル塔とピラミッドと自由の女神とロンドンの時計台とエアーズロックとインド人をいっぺんに見たかのようだった」が一番適切かもしれない。そのくらいのインパクトを残した、まさにインフルエンサーだった。
やめろと言われても私は書くぞ、じゃないと鑑賞会のインパクトが強すぎて既に記憶が薄い。っていうか書かせてくれ。

これは、デレしか応援しないと決めていた女の、sideM鑑賞会レポ。





sideMを初めて見たのは趣味のYouTubeネットサーフィンで公式PVをたまたま見かけたからで、PVを見てから鑑賞会までの間、私には偏った知識しか持っていくことができなかった。曲や声優どころか、キャラクターの本名、ユニット名まで覚えきることができなかったし、コールなんてほとんど知らない。

事前に知っていたことといえば、一緒に鑑賞会をしたsideMオタの友人が教えてくれた「ドラスタの声優3人は山賊チックスターズであること」「ダンスが特徴的なS.E.Mにはとっととヨシキとえのきゅんがいること」「ガイドボーカル駒田航」くらいで、ぶっちゃけ偏りすぎていた。

それでも、楽しすぎた。
あっという間の5時間半だった。





まず、声優さんたちの歌が良い。
本当にライブなのかと思うほど全員喉からCD音源、いやそれ以上の歌唱力で驚いた。
ダンスも、本当にこの人たちは本職声優なのか?と疑うレベルだった。ちゃんとしていたというと失礼かもしれないが、しっかりレッスンを行ってきた上でのものなのだということがはっきりわかった。
汗を流しながら歌い踊っているのを見るのはとてもエモいと思ったし、315だった。

とっと(S.E.M硲道夫役の伊東健人)は本当にビブラートがすごすぎるから一度聞いてくれと全世界に言いたい。ほんと皆、聞いてくれ(誰目線なんだよとツッコまれるともう面目もない)。
内田雄馬(DORAMATIC STARS桜庭薫役)も本当に上手いよね。ダンスが激しすぎてあんなに残像しか映っていないのに声量がすごくてびっくりした。普段山賊チックスターズなところばかりしか知らなかったから、おめぇなんなんだよと思ってしまったよ。MOON NIGHTのせいにしてやる。


Legendersは3人ともものすごい歌唱力だった記憶がある(当社比なので異論はもちろん認めるぞ)。あの激しいダンスをキレよく踊りながらバリバリに歌うなんてなかなかできたもんじゃない。
古論クリス役の駒田航は特にクソデカボイスなだけあって聞きやすい。それにしても、なぜ彼はいつも歌うとき困った顔をしているのだろう。クソデカボイスに悩んでいる訳でもないだろうに。そこが可愛いなと私は思ったね(だから誰目線なんだよ)。
どうでもいいけど汐谷ふーみん、めっちゃ二重幅広くない?ねぇねぇお兄さんかわいいね。





そしてなにより、顔も良い。
(一通り見た感じ、私は伊東健人とか熊谷健太郎とか高塚智人とか、そういう系列の顔が好きらしい。)
今回、過去に私がゲットしたLegendersを除く315プロキャラが一枚にまとめられたチラシを見ながら、どの声優が誰を演じているのか交互に見ながら鑑賞したのだが、なんだかキャラクターと声優の顔が似ていると思えてくるから不思議である。

ちなみに、私の中での「コイツキャラと顔似てるなTOP3」は「野上翔の伊瀬谷四季」「古畑恵介の橘志狼」「バレッタ裕の華村翔真」だ。この3人はぶっちぎりでビジュアルが似ているんじゃないかと思う。声優本人が寄せてくれているのもあると思うし、声と歌のオーディションで受かったということがわかっていてもなお、運命的なものを感じてしまった。


彩はサイズ感まで一緒すぎて、ステージ上で3人並んだ瞬間笑ってしまった。一番ちっこい小の猫柳キリオ・山下大輝はキリオと同じ165センチなんだってね。やばい。エモい。そして中くらいの清澄九郎・中田祐矢(この方もキャラとめちゃ似ているなと個人的には思った)と一番体格の大きい華村翔真・バレッタ裕。3人はステージ上では本当に彩だった。「喝彩!〜花鳥風月〜」本当に好き。バックスクリーンに筆文字がバン!バン!!と出てくるの、すごく雰囲気があって良いなと思った。あと1日目で3人全員のソロ曲が聞けたのがすごく嬉しかった。「華村屋!」、今度見るときまでに間に合うように、ちゃんと練習しておかないとね。





曲自体も良かった。
キャッチーなメロディとグッとくる歌詞を好む私としては、好きなのはFRAMEの「勇敢なる君へ」とS.E.Mの「Study Equal Magic!」、それとAltessimoの「The 1st Movement 〜未来のための二重奏〜」かな。


「勇敢なる君へ」は「『勇敢』なのは『君』だから、大丈夫」というメッセージだという考察をネットで見た瞬間に泣いた。お前らがいるからだよ!!!!!!!!お前ら3人がいるから勇敢になれるんだよ!!!!!!!!!ありがとうFRAME。ありがとうありがとう。心マの振り大好きです≪呼んで〜くれよ\フレーム‼/
聞くところによると、これはニチアサのOPらしい。EDはハンバーグだよね。いいよね、ハンバーグ。


S.E.Mに関しては最初は本当に曲が入ってこなかったのだが、よく聞くと「生徒たちをアイドルになった俺たちが導く」という信念のもと歌われているのだということを知り、そして泣いた。また泣いた。オタクはすぐ泣く。「∞ Possibilities」もいい歌だよね。何回もとっと(硲先生)が超えていくよね。何回超えるんだろう。私はもう100回超えた。もっふ・いんざぼっくす♪から出てきたのがこの3人だったときは思わず叫んだ。叫ばずにはいられないよ。個人的にはSEMの「笑いの記号"w"を現在進行形にしちゃえよ」と「割り切れないその感情に√を与えよう」の部分が好き。でもタケノコダンスとかしちゃうんだよね。ほんと可愛い。S.E.M大好きだよ。


Altessimoに関しては急にステージ上で舞台が始まってしまった。えっえっ、と思っている間に2人がお互いを探し始める。2人が音楽をできなくなった過去があることを知り、胸がギュッとなった。それでいてもなお、音楽をやろうと思ってくれてここに立ってくれていることに感謝した。深いことを何も知らない私でもこんな苦しい気持ちになったんだから、アルPは心臓麻痺になってしまっていたんじゃないだろうか。心配だ。(そのためのFRAMEの心マだったのか)それにしてもこの2人(永野くんと土岐さん)、めちゃめちゃお互いのこと見つめ合うじゃん!!!!!!!はーーーー!?!?なんなんだオメェら〜〜〜!!!!!オタクってこういうの好きだよね!!!!!!
あとめっちゃ2人歌うまくね?
結論:私たちはオペラを見ていた。





何よりキャラクターが皆、個性が濃いメンバーばかりで、見ていて飽きなかった。
驚いたのはあの双子である。
双子ユニットのWは蒼井享介(弟)の方を「今にも折れそうな方(友人談)」である山谷祥生、兄の蒼井悠介のほうを「大型ベテラン新人(以下同文)」の菊池勇成が担当しているのだが、声が、声が、似すぎているのだ。同じと言っても過言ではない。少しハスキーがかった方が悠介らしいが、当時の私は違いが全くわからず混乱した。どっちが悠介でどっちが享介なんだ、どっちが山谷でどっちが菊池なんだ…と頭を悩ませる日々。そんな時に「折れそうな方が山谷」という基準をもらい、なんとかWを見分けることができるようになった。ありがたい、ありがたい。折れそうでいてくれてありがとう山谷。
歌唱を忘れたタイミング同じすぎて双子だったよ。思い出すタイミングも同時すぎて双子だったね…。


それに、何と言ってもCafé Paradeである。個性がバラバラなあの感じがリアルなアイドルだなと純粋に思った。そして「あの5人はCafé Paradeの中でしか本当の自分を出せないんだよ」という悪魔の囁きは本当に意地悪だったでござる。咲ちゃんが可愛すぎて、ソロ曲のときはとっととえのきゅんにそこを代わってほしかった。小林大紀くんが付けてたピンが可愛らしすぎた。一番女の子だった。
あと巻緒もいいね。アスランとの通訳で笑ってしまった。すごく好き。個人的には「Café Parade!」の天﨑くんの「It's show time〜」もすごく好き。甘すぎる、甘すぎるよ。ソロで卵2つ割っちゃったのはバックダンサーが双子だったからなんだもんね。喧嘩したら困るもんね、優しいね。


もふもふえんは次元が違ったな…。
どこにあるんだその声帯。特に矢野奨吾…あんたって人は……(お前、岡村直央(11)じゃなかったのか…?)(ドス声でやる自己紹介が315に315だった)。
コールの時に古畑くんが「次ガオガオいくぜー!」って親切に言ってくれたのが嬉しかった。おかげで一度ミスってしまった次の「ピョンピョン」と「メェーメェー」もちゃんと入ることができた。ありがとう。
村瀬歩のかのんくんすごくすごく可愛かった…というか、可愛いよりももっと可愛いを体現できる単語があるのならそれを使いたいくらいである。誰か教えてくれ。
【急募】可愛いの最上級表現。





個性が強いのはアイドルだけではないことを、私は鑑賞会の時に知ることになる。
神速一魂の黒野玄武役である深町寿成という男はコールアンドレスポンスのときに「1、2、3と言ったら『4!』と言ってください!」と言った伝説を持っていると聞いて腹がよじれすぎて死ぬんじゃないかと思った。あと「好きな食べ物はドリンクバー」も好き。さすが顔の良いわたあめ。最高。
でも益山さんと一緒に観客にコールを呼びかけるとき、「やってくれてありがとう」って2人が言ってくれて、初心者の私でもできたこんな簡単なコールなのに…本当に良い人たちなんだな。あったかくなった。あとコールの時に男性Pが本気を出してくる感じがたまらなく良い。ありがとう。


FLAG-Sの3人も面白かったね〜。
浦尾くんが暴走してFLAG-Sギャグをやるもスベリ、それを三瓶さんと徳武くんが「ハイ、FLAG-S‼」でまとめるチームワーク。
三瓶さんの涼ちゃんがものすごくプロデューサーから愛されていることを実感した。トリコロールがすごく綺麗で泣きそうになった。感動してサイリウムを振る手が止まっていた。
三瓶さんが浦尾くんと徳武くんを連れてリハ中色んなところに行っているというのを聞いて、三瓶さんが2人を育ててくれているのかなと思うと、浦尾くんと徳武くんの2人を応援したいと思った。頑張って、頑張って。





アイドルたちのキャラクター設定もすごく良かった。
突然だけど、デレマスはどちらかというと乃木坂や欅坂を応援している感じで、大きなくくりでも好きだけど、その中にいる個人を数人ピックアップして応援する、という感じだと思っている。ユニットもあるけど、曲によって組み合わせが違ったりする。
対してsideMはジャニーズみたいな感じかなと思った。グループの結成秘話みたいなのがちゃんとあって、そのグループを追っかけていく感じ。


THE虎牙道はまさにそういうジャニーズタイプど真ん中なのかなと思った。「虎牙道」はメンバーの名前から1文字ずつ取っていったグループ名っていうのもそそられる。KAT-TUNとかKis-My-Ft2みたいな感じかな。センターの小松さんが元アクション俳優らしく、ライブでの殺陣をプロデュースしていることもあると聞いてすげ〜〜!と思った。よく考えれば駒田航も元ブライダルプランナーだし、声優さんたちも「理由あって…」じゃない?と思ったのは私だけじゃないはず。それにTHE虎牙道が画面に映る度に隣で「あっ倒れた奴を同情しない奴らだ」と解説してくる友人も面白すぎた。もうだめ、反則。
それにしても漣とタケルの喧嘩をスライディングで止めに来るラーメン屋には笑った。そこだけ唯一巻き戻して2回見た。そういうところだよ。


設定ということであれば、私はキャラクターの名前に意味が込められているのが大好きなので、High×Jokerはエモいと思った。だってさ…「四季」の周りに「春夏秋冬」がいるのはだめだよ…それはだめ……あと四季以外が先輩っていうのもだめ……絶対に訪れない5人の別れに泣く。絶対訪れないいつか先輩後輩じゃなくなる5人に泣く。ただし、キリオのソロをバックダンサーで笑いを取った白井悠介、テメーはだめだ(面白すぎだよ好き)。永塚拓馬の冬美旬ピアノソロは絶対見てやるからな…side SENDAIで待ってろよ…!


なにより誰より、Beitは本当に本当の王子様で……一気に引き込まれまして……。恭二が20歳でフリーターで鷹城家の御曹司で梅原裕一郎なのもなんだかしっくりきてしまったし、ピエールカエールが可愛すぎた。ホリエル自身がカエルに見えてきたよ。ゲコゲコ。PartyのイベントDVDも買うね。たかぴの「キラッ」すごく良かったよ…。3人とも家族関係で色々あったせいか、「Beitファミリー」という言葉にものすごい重みを感じてしまった。Café Paradeとはまた違う関係がすごく良い。
2ndライブを見て、プロデュースしようと思えたアイドルベスト1。





Jupiterは本当に先輩感があるなと、そう思った。Jupiterは765のアニマスを見たときに冬馬の記憶がある程度で、今回は御手洗翔太役の松岡禎丞さんのみの出演だったのだが、315プロの全てのアイドルたちがJupiterのことを尊敬していて、頼りにしていることが滲んできていた。
Wとの「カレイドスコープTOURHYTHM」は3人の声質が合いすぎていた。5人で歌うところも早く見たいよ私ゃあ。


そして、DORAMATIC STARSは本当に主人公だった。太陽の化身(のちに薪の化身となるらしい)である天道輝、及び仲村宗悟は本当に315プロのセンターなんだと、確信した。彼がステージにいるだけで締まるというか、彼を中心に動き出す感じがたまらなく良かった。私はドラスタでは「MOON NIGHTのせいにして」が好きな人間なのでその話ばかりしてしまうのだが、途中でアピールボーナスタイムが入ってきたときの初見は戸惑いを隠せなかったものの、2回目は純粋に楽しんで見ている自分がいた。八代はずっと月夜のせいにしていいからね。ドラスタに毒されているなぁ。3分割画面もドラスタのムンナイだけの演出で特別感を感じた。いいね、ドラスタ。いいね、ムンナイ。





ということで、ここまで色々書いてきたものの、これにて346しか応援しないと決めていた女の315プロ2ndライブレポは終了だ。
なにをグダグダ書いているんだ、と言われるかもしれないのだがまだ言い足りない。とにかく全てを一言で総括すると、
「315プロにどっぷりハマりました」
ということである。


あのたった8分だけのPVがきっかけで、今は絶対やらないと思っていたモバMを始めてイベントを走っているし、友人が貸してくれたCDを聞いて、あの時は完璧にできず悔しい思いをしたコールの練習もしている。すでに2ndライブをもう一度見たいと思っているし、ひとまずアニメイトに走ってGREETING TOURの「BEYOND THE DREAM」と3rdライブの「MAKUHARI公演 Complete Box」を買った。コンプリートのほうを買ったということは(察してくれ)。


ひとまず私から言いたいのはひとつ。


「見た人が良いって言ってるから、みんなも見てくれ」



THE IDOLM@STER SideM 2nd STAGE ~ORIGIN@L STARS~ Live Blu-ray  (Complete Side)

THE IDOLM@STER SideM 2nd STAGE ~ORIGIN@L STARS~ Live Blu-ray (Complete Side)





爽子でした。