爽子のSideM日記

アルジョのPになった

ジャニーズと乃木坂、デレマスとSideMの話

(あくまでも自分の見解でしかない)

突然だが、ジャニーズといえばどんなグループが思いつくだろうか。


嵐、V6、Kis-My-Ft2KAT-TUN、HeySayJUMP、Sexy ZoneKing&Princeなどなどたくさんのグループが挙げられる。



私の初ジャニーズはSMAPだ。
私は生まれて初めて覚えた歌が「世界に一つだけの花」だった。
私が生まれたのも、母親が「SMAP×SMAP」を見終わった火曜日だった。
彼らが色々あった年は年末に泣いた。それでも今は今の彼らを全力で応援している。


小学生のときは嵐に全てを注いだ。
初めて買った自分のCDは嵐の10周年ベストアルバム「5×10」だった。
初めて見たドラマも櫻井翔が主演していたドラマだった。
嵐が出演していたバラエティー番組は全て録画して見た。3.11の震災があったときも、報道されている様子が怖くて泣いてテレビをつけられなかった私が唯一見られたのが、前日放送されていた「ひみつの嵐ちゃん!」だった。
今年は結成&デビュー20周年。感慨深いものである。


今となってはKing&Princeも大好きだ。
ジャニオタと誇れるほど彼らに注げているわけではないが、他の芸能人よりは断然キンプリの6人のことを応援している。
若さ溢れるパフォーマンスに歌に顔。
先日「ひまわりイエロー」担当の海人くんが逃走中を成功させたときは叫んで喜んだ。ミッションに積極的に参加して、賞金はメンバーのために使ってから自分のために使うと話した彼がついに報われた姿が嬉しかった。


ジャニーズは私のオタクの基盤を作ったと言っても過言ではない。
"何かを応援する"ということはこういうことだと教えてもらったジャンルである。


(最初に言っておきたいのだがこの文章、前置きがかなり長い。
つまりは3次元アイドル→2次元アイドルオタになるのっていいよ、なんか似ているところあるからなりやすいよという話だ。
自己満文だからね。)








ではまた突然だが、乃木坂46といえば誰が思いつくだろうか。


白石麻衣齋藤飛鳥生田絵梨花堀未央奈与田祐希など、現在40人以上のメンバーが在籍している。


私の推しは2017年2月に卒業した橋本奈々未で、めちゃめちゃ大好きだった。
あの儚げな雰囲気と、大人の女性、他人の不幸話が大好きなところ、少し低めの声、ビジュアル、笑顔、全てが大好きだった。
今彼女がどこで何をしているのかは私の知るところでないが、彼女が幸せなのであればそれだけで私は幸せな気持ちになれるというものだ。

今は2期生の寺田蘭世と3期生の梅澤美波大園桃子を応援している。3人とも最近露出が増えてきていて嬉しい。
歌番組で一番に探すのは彼女たちだし、映ればそれはそれは村で20年ぶりに誕生した赤子を祝福するかのような大騒ぎだ。


人生で初めてシングルCDを買ったのは彼女たちのシングルだ。
私は13thシングル「今、話したい誰かがいる」に収録されている「悲しみの忘れ方」という曲がとても好きで、Cタイプを買った。良い歌だった。今も歌詞を思い出しては泣くことがある。
毎シングルごとに発表される選抜メンバーとそうではないアンダーメンバー。
私たちオタクは彼女たちと同じように喜び、悲しみ、そして笑うことを知った。








少し話は飛ぶが、アイドルマスターシンデレラガールズと言ったらどうだろう。


看板ユニットは「NEW GENERATIONS」の島村卯月渋谷凛本田未央だ。
100人を超えるアイドルたちは皆それぞれの個性と輝きを放っていて、それはそれは大好きな女の子たちである。


私は森久保乃々担であり、宮本フレデリカ&氏家むつみ&喜多見柚子ファンの女である。
好きな曲は「EVERMORE」と「kawaii make MY day!!」だ。譜面も入れるのなら「咲いてjewel」や「Twin☆くるっテール」も上位に入っていい。「流れ星キセキ」も神曲だ。フリがかわいい。まだ未発売の私の担当・森久保乃々のソロ曲もこれから神曲になる予定だ。
歌に関していうならもうとにかく全て可愛い。格好いいのもある。MV見てほしい。言いたいことがありすぎる。


スマートフォンを購入して初めてのアプリゲームがデレステだった。
初めて好きになった2次元アイドル。
しかし音楽ゲームなんて太鼓の達人の「やさしい」の難易度でしかできない人間。とにかく全てに四苦八苦だった。
システムもプレイも理解できずうまく上位に組み込めない。ただ推しのカードがほしいという願いだけで、下手なりにとにかくやり続けた。

最初は微塵もできなかった難易度PROができるようになり、「お願いシンデレラ」MASTERのフルコンに辿り着くまでに1年かかった。周りから「リリースからやっているのにまだまだだな」とか色々言われていたけど、とにかくめげずにほぼ毎日やった。
私がイベントでランキング上位に初めて入ったのはゲームがリリースされて2年目の秋、「モーレツ世直しギルティ」だった。自分の力で初めて手に入れた堀裕子はとても愛しく感じた。


アプリゲームはデレステに全てを注いだ。
ガシャはそれなりに排出率の良いゲームだったし、曲もできるようになるとディズニーランドのように楽しかった。
ただ、未だに私の担当である森久保乃々SSRが私の周囲にはわんさか来きても、Pである私の手元に来てくれないということに関してだけいうのであれば、スマホに盗聴器がつけられているのかと錯覚するほどだし、私はそれが叶うのであれば今すぐにでも膝まずいて千川ちひろ様の靴を舐める所存だ。


ちひろ様の靴を舐めるのは非現実的だが、何よりアイドル自身がシンデレラのようにガラスの靴という一生解けない魔法を履いてステージに立ちパフォーマンスをするという過程を知ることができたり、総選挙で上位になったアイドルたちに送られる「ボイス実装」という最高のプレゼントをP自身も関わって行えるというのはデレマスの魅力であると思っている。
とにかく、可愛らしいアイドルたちが、自分のゲームの実力で手元にやってきてくれるあの感覚が大好きで、デレステという唯一のアプリゲームを今もずっと続けている。








最後に聞きたいのが、これである。


アイドルマスターSideM


である。


通称Mマス。
看板グループは天道輝&桜庭薫&柏木翼の「DORAMATIC STARS」と、天ヶ瀬冬馬&伊集院北斗&御手洗翔太の「Jupiter」がツートップのような体制をとっている。朝ドラのOPクレジットでいうなら主人公やヒロインがドラスタで、主人公の両親のような大御所俳優はJupiterといった具合だ。


私が初めてこのジャンルで体験したのが「投資」である。
良いものにお金を投げ、未来へのプロセス作りをする投資。

私は生まれてこの方、裕福な暮らしの中で育ったというわけではなかったが、家を出て自分に収入ができ、心にも少しだけ余裕が出てきたとき、出逢ってしまったのだ。
このPVに。



THE IDOLM@STER SideM 3rdLIVE TOUR ~GLORIOUS ST@GE!~ LIVE Blu-ray Side MAKUHARI ダイジェスト映像





なんてことだ、と思った。
一瞬にしてこの世界観が好きになった。

私の声優知識は約6年前で止まっていた。
46人も声優がいるのに、アニメで見たことがあるのは片手で足りるほど(榎木淳弥梅原裕一郎山下大輝濱健人村瀬歩)で、あとは直前に大ハマリしたヒプノシスマイクに出演していた4人(天﨑滉平、駒田航、白井悠介伊東健人)と、内田真礼の弟という知識だけあった内田雄馬をかろうじて知っているというぐらいだった。


それでも、良かった。

2ndライブの鑑賞会を友人の家でし終わった後、帰りのバスの中で私はずっとSideMのことばかりを考えていた。
歌が良い。顔が良い。キャラクターの個性がしっかり立っている。
名前も顔も知らない男たちばかりだった。
キャラクターの名前もバックグラウンドもほとんど知らない。
それでもまた彼らの歌が聞きたい。
彼らをまた見たい。
迷わずBlu-rayを買った。「3rdライブ GLORIOUS STARGE! side MAKUHARI」と「GREETING TOUR 2017 BEYOND THE DREAM」の2つである。


結果から言って315だった。
時系列的にグリツアから見た。知っているのはYouTubeで公式アカウントがアップしてくれているPVで流れている部分のみ。サビしかわからないような人間だったのだが、会場にいたたくさんのPたちがコールのサポートをしてくれた。
東京公演あたりになると「BEYOND THE DREAM」や「DRIVE A LIVE」のコールをしっかりできるようになっていた。
2nd鑑賞会でしゅごんが言った「アンコールのあの曲の名前言ってくれ!」に困惑した私はもうそこにはいなかった。


グリツアを全て見終わったとき、私は胸がいっぱいになっていた。替え歌やバクステも見たが、何一つ支払った金額以下のものはなく、満足感に浸っていた。
結果的に3rd幕張を残した状態で、私はまたアニメイトに走った。
そう、「投資」をしたくなったのだ。
何しろ田舎に住む私が唯一行けるアニメイト。そう毎日来られるわけではない。
そこで私は言った。


「3rdライブの仙台と福岡、静岡公演のBlu-ray予約したいんですけど」


鈍器という名のアニメ・アイドルマスターSideMファンブックとSideMスペシャルイベント「Five-St@r Party!!」のDVDを片手に握りしめながら、である。


帰ってから幕張公演とファイブスターも見た。ファイブスターに関してはゲラゲラ腹から胃腸が出てくるんじゃないかと思うくらい笑ったし、幕張公演に至ってはなぜこれが10万円しないのか一生懸命に考えた。


名前も知らなかったはずの彼らが、今の私に笑顔をもたらしてくれたのだ。
「SideM」には、「新しい自分となって"再度笑む"」という意味が込められていると知ったときは思わず言葉を失って泣いた。
彼らの新天地となったアイドルという場所で、誰よりも「彼ら自身」が変わろうと願っている。彼らの「理由」が重かろうが軽かろうが、彼ら一人ひとりなりの信念があってステージに立ってくれているのだということに、強く強く胸を打たれたのだ。





何を言いたいのかというと、この並べた4つは私の今までのアイドルヲタ歴に大きな影響を及ぼしたものなのだが、「似ていませんか?」ということだ。

具体的にいうなら「乃木坂とデレマス」、「ジャニーズとSideM」である。


私の人生史の中で出会ったのは「嵐→デレマス→乃木坂→Mマス」という順番なのだが、乃木坂とMマスを知ったときにそれぞれ既視感を抱いたのだ。





乃木坂とデレマスは先程も挙げたように、グループという大きなくくりとしても大好きなのだが"推しメン"というものが存在する。例えば私で言う「橋本奈々未」や「森久保乃々」のような"個人"である。

対してジャニーズやSideMには事務所という大きなくくりの中に"グループ"というものが存在し、「○○ってグループの△△が好き」というような推し方をする。私で言うなら「嵐の櫻井翔」や「S.E.Mの硲道夫」といった具合だ。




乃木デレ(長いので省略する)にもユニットはあるが、曲ごとに変わる。
例えば白石麻衣でれば「WHITE HIGH」、「孤独兄弟」「姉御坂」というように複数のユニットに所属して歌を歌っている(多くはシングルのカップリング曲になる)。その曲のみのユニットも多いし、好評であれば「女子校カルテット」や「サンクエトワール」のように何曲も作成される場合もある。いわば"それっきり"のユニットだ。
○期生として卒業と加入を繰り返すのはおニャン子からの特徴といえる。

デレも、イベントごとに2〜5人でユニットを組まれてユニット名も決められて歌を歌うものの、多くは"それきり"で終わってしまう。アニメで結成されたものを除けば「P.C.S(島村卯月小日向美穂、五十嵐響子)」は何曲も出されてていいなと思う。(ただの羨望だ。欲を言うなら私の推しも財布が腐るほど何曲も出してほしい。)



しかしジャニM(こちらも省略)はグループが変わることはない。メンバーもほぼほぼ変わらないし(元・NEWSも同時所属していた現・関ジャニ∞錦戸亮など例外はいるが)、メンバー卒業はあっても加入はない。デビューするのはグループ。終焉はグループ解散という形だけだ。

Mに関しては最近「WORLD TRE@SURE」というグループの垣根を超えたシリーズCDがリリース中だが、それはもともとそれぞれのグループありきの形からのユニットシャッフルのようなもので、彼らの元の所属がFRAMEだったりBeitだという事実は変わらない。
(ワートレは中国とハワイが315に気に入っているからとにかく曲をきいてほしい好き)



つまり、私の個人的大見解でいうなら、女性アイドルは"個人"を推し出すのが得意で、男性アイドルは"塊"を推し出すのが得意なのだと思う。

それぞれのオタクの推し方の特徴的にも男性オタは"○○ちゃん推し"や"□□ちゃん推し"といった個人推しが得意で(だからこそ総選挙なんかも盛り上がるのかもしれない)、女性オタはグループの結成秘話やグループとして生まれた物語が好きなのかもしれないな、なんて思っていたりする。
(少なくとも私はそういう推し方だ)


とにもかくにも、この2つずつはとても似ていて、だからこそ私自身入りやすかった。


だからこそ、もし気になる界隈に入ろうかどうかと迷っている乃木オタ、ジャニオタがいるのなら、ぜひその界隈に足を進めてほしい。
Birthday Liveのために200曲以上覚えられる乃木オタなら約200人のアイドルの中から推しを見つけることは容易だろうし(個人的な見解だ)、King&Princeが好きな人はぜひBeitのスマイルエンゲージを聞いてほしい、ティアラが生えてくるから(これは絶対当たると確信している)。ギリギリでいつも生きていたい人には倒れた奴らに同情するほど甘くないアイドルがSideMにもいるのでオススメだ。
もちろん、逆もしかりである。



お互いが似ていると感じたのは私だけかもしれないが、少しでも気になっているのであればぜひ触れてみてほしい。
CDからでもいいしゲームしからでもいい。ラジオやニコ生からだっていい。デレとMはYouTubeに公式が音源を上げてくれているので視聴してみてほしい。何を聞けばいいかわからない?よし、リンクを貼ろう。






THE IDOLM@STER SideM 3rd ANNIVERSARY DISC 01 Café Parade & Altessimo & Legenders 試聴動画




THE IDOLM@STER SideM ST@RTING LINE-03 Beit 試聴動画






【楽曲試聴】「咲いてJewel」(歌:鷺沢文香、速水奏、橘ありす、塩見周子、二宮飛鳥)





人間、何かのきっかけでドブのようにジャンルにハマることはあると思うが、私はぜひ、乃木デレとジャニMのツートップを推していきたい。
どちらかが好きならきっともう片方も気になってくるはずだ。
不安でも大丈夫。私という前例がいる。
私も初めて好きになった3次元女性アイドルは乃木坂だったし、初めて好きになった2次元男性アイドルはSideMだった。




もし推しのライブチケットが当たらなかったときは全てMOON NIGHTのせいにしてしまおう。きっとDORAMATIC STARSが心の支えになってくれるだろう。